

Aki Tsuboi
- 2020年8月17日
- 4 分
アミノ酸の結晶『乾燥牡蠣』
蠔干(ホウシ) ≠ 干し牡蠣 ≠ 乾燥牡蠣
これらは全て乾燥させた牡蠣を指している。しかし食材となるとその意味は全く違ったものとなり、国によって扱われ方も変わる。日本においては”珍味”といったところだろうか。 中国ではメジャーな食材
中国では一般的に乾燥品に加工されて蠔干(ホウシ:牡蛎干)として市場に流通しており、剥き身を煮込んだ後に天日乾燥して製造する。またその煮汁は濃縮してオイスターソースとなる。 ”蠔”はめでたいという意味の”好”(hao)の発音と同じ。これは福建省の発音で、日本読みではゴウ、北京語ではホウ。干しはカンなので蠔干はホウカンと読むが、広東語ならホウシと発音し中国各地域で異なる発音となる。 香港の正月料理で、髪菜(ファッチョイ:髪の毛のように細いもずくのような中国食材)と蠔豉(ホウシー:干し牡蠣)を使った髪菜蠔豉(ファッチョイホウシー)という煮込み料理があるが、これは發財好市(ファッチョイホウシー:商売繁盛)の発音と似ていることから縁起の良い料理とされている。 乾燥牡蠣とは? 日本でもホウシのような一夜干しに近い製品や、70℃
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